先日あるディスカッションでのこと。
「社員の力を活かすには、コミュニケーションを取る必要がありますよね?あなたは社員とどのようようにコミュニケーションを取っていますか?」

と司会者が始めようとしました。

こう始められると、質問された側は、
「どのようようにコミュニケーションを取るか?」という質問に答えようとして
ディスカッションは、そういう流れで進みます。
コミュニケーションの取り方の方法以外の発言は恐らくでないことでしょう。

ディスカッションの参加者が、この流れで良いと納得していれば、そのまま進めて構いません。
しかしながら、冒頭の
「社員の力を活かすには、コミュニケーションを取る必要がありますよね?」の前提条件の部分に
参加者が納得しているかどうかが問題です。

「社員の力を活かすにはどうしたらいいでしょうか?」
という質問をされれば、社員の力を活かす方法として、コミュニケーションを取る以外のアイディアが出たかもしれないからです。

質問をすると、相手の頭の中は、その質問に答えることで一杯となり、
話はその方向で進んでいきます。
司会者の不用意な質問で、ディスカッションの幅を狭くしてしまっていないか?
勝手に流れの方向を決めてしまっていないか?

実はこういう経営者は非常に多いのです。
無意識に社員のアイディアの芽を摘んでいませんか?

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経営者コーチングでは、知らずにやっているコミュニケーションの取り方の癖に気づけたり、
社員の意見を引き出す質問の仕方などについてもお伝えしています。
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