11/9に行いました、ウォルラボ主催のオープンフォーラム名古屋会場(http://www.wollab.jp/archives/1291)で、参加者の方に言われた一言です。
「ダイバーシティっていまいち良くわからないんだよね。」

当日ご参加の方々


ダイバーシティは、多様な文化や背景、個人的特質をもった人を組織に受け入れ、組織のパフォーマンスを高めることを目指した取り組みと言われています。

大企業や大きな組織の場合、人が多いということで、多様な文化や背景というような何かのカテゴリーに分けることがしやすく、その種類も多くなります。
なので、なんとなく色んなカテゴリーの方々がいるなあ、ダイバーシティが必要だよと言われると確かにそうだなと理解しているのではと思います。

しかし、中小企業の場合、カテゴリーに分けるという視点にはいきません。
少ない人数の人々をカテゴリーに分ける必要はないので、むしろ一人ひとりの違いに目がいきます。

それを日常的に行っている中小企業の経営者には、ダイバーシティは理解できないという感想を持つのも納得できるなと、冒頭の言葉を聞いて思いました。

では、どう理解したらいいのでしょうか?

今回のイベントでは、ダイバーシティというよりも、インクルージョンという面を全面に出していました。
最近はダイバーシティというよりも、ダイバーシティ&インクルージョンと言ったり、インクルージョンと言ったりする場合が多くなってきています。

インクルージョンとは、「異なる社会文化、個人的特質などさまざまな要素から起きる暗黙的な排斥や区別を取り払い、誰もが対等な関係で関わり合い、社会や組織に参加する機会を提供することを目指すもの」と書かれている文章がありました。

つまり、ダイバーシティは、違いや価値が様々あるから、多様性のある状態を作るというところに注目しているが、インクルージョンは、すべての人が自分らしく組織に参加できていて、自分の力を最大限に活かすことができていると感じられる組織の状態になっていることだと。

中小企業では、多様性があるよねということには気づきにくいけれど、組織に関わっている一人ひとりが自分の力を最大限に活かせているかどうかについては、心を配っているはずです。
そしてむしろ大企業よりも、一人ひとりの価値には敏感なはずで、インクルージョンを体現している企業も多いかもしれません。

ですが、インクルージョンという言葉自体がわかりにくく、今回のイベントでもその議論まではできませんでした。

更に機会を作ってより議論を深めていきたいと思わせていただきました。