昨日は、美濃加茂市が運営する「みのかも女性活躍支援センター Re:Ola(リオラ)」で、ブラッシュアップセミナーに登壇させていただきました。
「マイナスになりがちな思考のクセに気づけば、更に明るい未来へ!」
~考え方ひとつで強みに変わる~
というタイトルです。
18:30から20:00で、仕事終わりの女性3名にご参加いただきました。
終了後、このセンターの担当者と話していて、思ったことがあったので、書き留めておきます。
このセンターでは、私のセミナーもそうですが、同じ内容のものを、平日の夜と土曜日の昼、平日の昼とパターンを変えて行っています。
当然参加する人の層も変わります。
担当者曰く、「主婦層と働いている層とは、セミナーの受講姿勢が違うのを感じる」とのこと。
参加者は初めてその場で顔を合わせるのは同じですが、
働いている人達は、他の参加者の話を受け止め、自分だったらどうするかという思考を巡らせている。
時には〇〇さんの話を聴いて、自分はこう思った。感銘を受けたとの感想を言う。
(昨日のセミナー受講者さんにもいらっしゃいました)
一方働いていない人達は、そこまでの反応はしない。
自分が感じたことへの感想は言うが、他の受講者の意見を引用した発言は少ない。
セミナー終了後、バラバラと帰るのは働いていない人達。
感想を話しながら帰るのは働いている人達。
そういう傾向があるというのです。
なぜそういう違いがあるのかなと考えてみると、
働く→ 自分とは違う意見の波にさらされる → 上司から時には無理難題もある→ 良く聴く訓練・鍛錬をしている
働いている人達は無意識のうちに、こういう場面にいて、
他人の意見を聴く癖がつきやすいのかなと思われます。
そして、良く聴いて、それを咀嚼し、仕事として落とし込む。
あるいはそれについて意見を言う。
そんな機会も多いのでしょう。
もちろん働いていない人達を否定するつもりはありませんし、
個人差もあると思いますが、
もし働いていないことで、その人の能力が開発されずにいるとしたら、
聴いて、その情報を自分に活かす能力が足りないことで、
成長する機会が減っている可能性があるのではと感じました。
そして、
地方にもたくさんの外国人の方と接するようになり、暮らすようになってきて
自分と違う意見や価値観を受容していく、ダイバーシティ&インクルージョンが益々求められてきています。
働く、働かないに関わらず、一人ひとりに
違った意見に耳を傾け、質問し、お互い活かしていく力が益々必要になると思います。
これまでは、同質の中でいることを選べましたが、
これからは、否が応でも異質な波にさらされることになり、
対応力が弱いと、異質なものを遠ざけ、壁を作り、孤立していくかもしれません。
私はその力が弱いかもしれない、鍛えられていないかもしれないと思う方々は、
仕事じゃなくてもいいのですが、
意識して異質な意見を交わせる場に行くとか、
ボランティア活動でもPTAでも、自治会でも
そういう場面で意見を言ってみるといった機会を作ってみるのはいかがでしょう。
少しづつの慣れと訓練をしていくことで対応力を自ら付けることも必要だと感じます。